韓国の歴史~韓国ドラマは嘘?⑥医女とは?

韓国の歴史ドラマにしばしば出てくる医女の存在。

だいぶ前のドラマになりますが、宮廷女官チャングムの誓いでは、女性ながら王様の主治医に上り詰めた女性の数奇な人生を描いていました。

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そんな朝鮮王朝の医女についてご説明します。

そもそも医女ができた理由

朝鮮王朝では儒教の教えから特に上流階級では夫婦であっても同室で食事をとることがないほど、男女の区別が厳格でした。

男性の席に座る女性=妓生なので、上流階級の女性が男性と食事をとることはほとんどなかったそうです。

また夫以外の男性にお酌をすることは現在でも韓国では、はしたない行為とされているそうです。

女性は夫以外の男性に触られることははしたないこととされていたので、男性の医者しかいないと女性を診察できないということで、医女の制度を作りました。

これはかなり好評だったそうで、医女は奴婢の中でもエリートとされ、宮中内の出入り、国から俸禄をもらえる立場の存在となりました。

医者はエリートじゃない?

今でこそ医者というのは男女問わず尊敬される職業ですが、当時の医者は一流エリートになれなかったものがなるもの、両班階級のひとつしたの中人、または庶子がなるものでしたので、男性の医務官であっても、超エリートではありませんでした。

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医女は卑しい?

そんなわけですから、男尊女卑が激しかった朝鮮王朝では、医女はもっと卑しいものがなるものとされており、医女になる女性は基本的に賎民から選ばれていました。

なぜなら、医女は人の肌に触れなければならない、不特定多数の肌に触れるのは朝鮮王朝時代では卑しいとされていたため、他の階級の女性はなりたがらなかったようです。

そのため、医女は賎民階級の優秀な少女を集め、勉強させたのです。

医女が妓生に?

医女は賎民階級の女性であったため、しばしば宴席に出る妓生と同じとみなされていたようです。

特に暴君と呼ばれた燕山君時代には、医女を宴席に呼ぶのが罷り通っていたようです。燕山君以降禁止されたようですが、一度ついてしまった悪習は中々消えなかったそうです。

燕山君以降、医女が宴席に出たり、妓生が医術を行ったり・・医女制度はかなりめちゃくちゃになっていったそうです。

朝鮮王朝末期にはほぼ医女=妓生となり、1895年には完全に廃止されました。

女官には逆らえない?

宮廷における医女の役割は皇后をはじめとする、女官たちの健康を守ることでした。宮中に入ったとはいえ医女は賎民なので、女官の言うことに逆らうことは許されませんでした。

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医女は王様には触れらない?

ドラマ宮廷女官チャングムの誓いでは、チャングムは医女でありながら王様の主治医になっていました。

もちろん大臣たちは大反対、当時の考えでいけばそりゃそうです。

側室でもない、ましてや賎民出身の医女が王の診察をするなんていうのは朝鮮王朝の身分制度の根幹が覆ります。

実際チャングムが主治医になったのかどうかは史実ではないと思いますが、「余の体のことは医女大長今が知るなり」と書かれているので、王殿に入ってお世話ぐらいはしていたと考えられます。

歴史書に出てくる医女はこのチャングと数名の医女だけなので、優秀な医女だったのか、王様のお気に入りだったのか・・っというところでしょうね。

まとめ

医女は優秀な低い階級の女性が唯一持てる職業の一つでしたが、肌に触れることから、卑しい仕事とされていました。

優秀で人の命を助けているのに卑しいというのはなんだか悲しいですね。




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