朝鮮王朝の女官~側室のあれこれ~

https://hebi-hi-me.com/2019/08/19/post-2066/

朝鮮王朝の女官の人生が厳しいことはこちらのブログでお話致しました。

今回は女官は女官でも「側室」についてまとめてみます。

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まず側室とは?

側室とは王にとって正妻(皇后)以外の正式な妻のことです。

側室なので正妻の皇后よりはランクは下ですが、その他の女官よりも上です。

ゲンダイと違って男性は複数妻を持ったり、妾を持つことが社会的に許されていましたし、王であるなら尚更、後継ぎ候補の男子は多ければ多いほどいいので、側室が何人いてもOKでした。

日本も戦前までは社会的に既婚男性が妻以外の未婚女性と恋愛関係になるのは許されていました。

もちろんその逆をしたら死刑でした。女官が王以外の男と通じた場合は男女ともに死刑になりました。

側室になる方法

側室になる方法はいろいろあります。

・皇后の候補だった女性が、皇后にはなれなかったけれども王に気に入られて側室になる場合

・有力な家の娘が最初から側室として宮中に入る

・女官として働いていたところを王に見初められる

だいたいこの3つでした。

寵愛を受けたから側室になれるわけじゃない?

女官が寵愛を受けて側室になることは珍しくもなんともなかったわけですが、

寵愛を受けたからすぐに正式な側室になれるわけではありませんでした。

普通の女官が寵愛を受けた場合、まず女官としての仕事を免除される「特別尚宮」または「承恩尚宮」になります。

この時点ではまだ正式な側室にはなれません。

寵愛を受け続け、王の子供を身ごもった時に初めて正式な側室として迎えられます。

なのでたとえ寵愛を受けても身ごもらないと側室というよりは王の愛人といった感じになるわけです。

一番下の側室が従四品淑媛(スグォン)です。

この正五品と従四品のたった1品の間には深い深い溝があるわけですね。

側室同士の争いも大変・・

女官からはれて側室になって、生活も楽になって幸せ・・とはいきません。

女の世界です。誰が一番寵愛を受けるのか・・自分の子供を何とか後継ぎにしたいと思うのがやはり常ではないでしょうか。

側室の中でも上下関係は明確で、位が下の側室は上の側室には逆らえません。

しかし自分の王子が後継ぎになれば・・一気に地位はあがるのでみんな必死だったわけですね。

更に一番上の側室である「嬪」になるためには後継ぎ候補である男の子を生むことが条件でした。また寵愛を受けていなくても有力な家臣の娘が側室にある場合は最初から側室二番目の地位である「貴人」が与えられましたが・・

こういう側室はお飾りのようなものだったようです(+_+)可哀そう・・。

側室も皇后には逆らえない

さて側室の中で一番上の「嬪」(ビン)の位までいったとしてもやはり側室は正室には

勝てません。

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正一品といったような位は皇后や皇太后にはありません。とにかく位を超えた存在です。

朝鮮王朝時代は特に正室と側室の身分は厳格に定められており、王室以外でも側室は正室に逆らうことは許されませんでした。

王室ではなおさらです。側室が長男を生んでいたとしても、皇后が男子を生めば皇后の子が優先させました。

朝鮮王朝では嫡子(正室の子)と庶子(側室の子)の身分の差を明確にわけており、、庶子は高位の官職につけないなどの差別がありました。

王室の場合は庶子でも後継ぎになることは可能でしたが、王妃の子がいれば王妃の子が優先されました。

側室は皇后になれない!?

側室となった女性の多くは皇后になることを夢にみたはずです。

歴史上で何度も皇后が廃されて、寵愛を受けていた側室が皇后となった例はどんな国でもあります。

(男ってやつは・・っと突っ込みを入れたいですね。)

朝鮮王朝でもそんな例は何度かありましたが、有名なのはチャンヒビンです。

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所説ありますが、女官から王の側室になった彼女は策略により一度は側室から王妃に上り詰めました。

しかし、そのあと彼女の不正が明るみに出て王妃から側室に戻され、最後は死刑にされています。

これに懲りた王はその後「側室は王妃になれない。」っという法を作ったそうです( *´艸`)

そんな彼女は韓国でも三大悪女と呼ばれていますが、ドロドロした後宮で生きていくためには策略を巡らせる必要があったんでしょうね・・。

いつの時代も自分の意志を貫こうとする女性を男性は悪女と呼びますね。

まとめ

いかがでしたか?

朝鮮王朝時代の側室は女官よりは良いけど、なったらなったで厳しい競争が待っていたわけですね。

年を取ればまた新しい若い女性が寵愛を受けて・・地位も安定しません( ;∀;)

まったくいつの時代も男は・・

また王の妻でも王妃には敵わない・・それもつらいですね。




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