伝染病の歴史①【黒死病が終わらせた中世ヨーロッパ】

Xin chao

ニュースを見ればコロナ

外出自粛・・

なんだか気が滅入ってきてしまう・・

一体いつ収束するの?

そんな気持ちが湧いてきてしまうのは仕方のないことです。

しかし人類の歴史は

戦争

伝染病

との闘いでもありました。

終わらなかった戦争もないし

収束しなかった伝染病もありません。

今日は少し人類が打ち勝ってきた伝染病の歴史についてまとめてみました。

暇つぶし程度にお読みください。

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ヨーロッパの人口を3分の2に減らした黒死病(ペスト)

世界史を勉強していて、一度は聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

ヨーロッパの人口を半分以上殺したとも言われる

「黒死病」

名前からして恐ろしいですね・・

まさに名前の通り、皮膚に黒い斑点や腫瘍ができることからこの名前がつきました。

この黒死病が14世紀のヨーロッパで大流行し、

この黒死病が中世を終わらしたとも言われています。

なぜヨーロッパで?

実はこの黒死病はヨーロッパの外から持ち込まれた病で、

当時中国に侵攻していたモンゴル軍が・・

ペスト菌を媒介するノミと感染したネズミをヨーロッパにもたらしてしまった・・

ことが原因と言われています。

(モンゴルは当時世界でブイブイ言わせてましたからね・・。

病気を持ち込むなよ・・って突っ込みたい。)

さらに当時は船での交易は盛んに行われていたため、

取引されていた毛皮についていたノミ

感染したネズミの上陸

そんなことからヨーロッパだけでなく、中東でも流行しました。

1320年~1330年ごろまでは 中国で流行

その後 中東→ヨーロッパと拡大していきます。

日本は海を隔てていた・・っというのは幸運だったかもしれませんね

人間だけじゃない!?動物にもかかる

2020年現在で流行しているコロナウイルスが動物にかかるかは、まだ確認されていませんが、

この黒死病は動物にも感染する病で

(ノミは動物の毛につくため)

猫・犬・鳥・ラクダ・ライオン・・

もこの黒死病にかかり命を落としたそうです。

黒死病の症状は?

黒死病は感染2日後あたりから発熱し

一週間程度で皮膚が黒くなりあっという間に死んでしまうという恐ろしい病です。

また呼吸器系にも激しいダメージを与え、かかった人は苦しみながら亡くなっていったそうです。

37 黒死病 Stock Illustrations, Clip art, Cartoons & Icons - Getty ...

ユダヤ教徒はかかる率が少なかった?

この黒死病がヨーロッパで大流行した際、

キリスト教徒の犠牲者よりも、ユダヤ教徒の犠牲者のほうが少なかったそうです。

理由は詳しくはわかっていませんが

ユダヤ教徒の生活習慣がキリスト教徒よりも衛生的であったためと言われています。

中世ヨーロッパでは

「水は毒」と考えられていたため、入浴や手洗いの習慣がなかったこと

トイレの設備が満足に整えられていなかったため、道が不衛生であったこと

などもペストが大流行した理由とも考えられています。

ユダヤ教徒の犠牲者が少ないことから、

「ユダヤ教徒が井戸に毒を入れたからだ。」

っというデマが広がり、多くのユダヤ教徒の方が虐殺されたそうです。

($・・)/~~~

いつの時代もそんなありもしないデマが流れて犠牲になる人がいるのですね・・

当時ユダヤ人の方々は、イエスキリストを処刑した者の子孫だとして

ヨーロッパでものすごい差別を受けていたことも関係しているでしょう。

しかし当時からアルコール殺菌などの習慣のあったポーランドなどでは

あまり感染が広がらなかったという記録が残っているそうです。

菌はいつの時代もアルコールと熱に弱いのかもしれませんね。

なぜ中世を終らしたか?

さて黒死病は中世を終らせたと言われます。

それは

「キリスト教的封建主義を終らせた」

っということにつきます。

中世までは、教会では、

「神を信じないと地獄に落ちる、教会に行かないと地獄に落ちる

教会に来れば神が救ってくれる。」

っという教えが絶対であり、聖職者の権利は絶大

いわゆるカトリックの教皇の権威は諸国の王よりも上で、

王といえども、教皇に逆らって破門されたら地獄に落ちるとされていました。

しかし、この一大事に関して真っ先に安全な場所に逃げたのは・・

そう!聖職者たち!

神よーお救い下さい!っと教会に行ったのに、

救ってくれるはずの聖職者はいない・・

自分達だけ安全な場所に避難してる

庶民派逃げることすらできない。

神は救ってくれない・・

ここで中世の権威であったカトリック教会の威光はなくなります。

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黒死病がもたらした社会進歩

黒死病が殺した人口はとんでもないものでしたが・・

一方で社会を前進させた側面もあります。

それは、

「農民の地位向上」

です。

黒死病で奴隷の数、農民の数が減ってしまったため

領主は農民を優遇せざるを得なくなり、今までただ同然で働かせていた農奴に対して

賃金を上げる

地代を軽減する

農民の保有地の売買を認める

など、それまで奴隷のごとく働かされてた農民にも権利が与えられるようになりました。

ワインがたくさん作られるようになったのはペストのおかげ?

また、人口が減ったことで

「手間をかけずに育てられる作物」

が求められ

ブドウはさほど手間をかけずとも栽培できるため

ヨーロッパではブドウがたくさん作られるようになり、

ワインの製造が盛んになったという側面もあります。

万有引力の定義もペストのお陰?

あの引力を発見したニュートンが、引力を発見したのも実は

ペストが大流行したために、田舎に引きこもっているときに発見したものです。

ペストで大学が休校になり、

田舎に帰ってりんごの木の下で読書をしていた時に

「うん?なぜりんごが落ちたんだ?」

っと疑問に思ったところから始まったそうです。

災い転じて福となすということでしょうか・・

ペストがなかったら引力の発見はもっと遅れていたかもしれませんね。

その後も猛威を振るったペスト

さて中世ヨーロッパを終らせた黒死病も一時は収まったものの

その後も

16-17世紀にも中国やイギリスで多くの死者を出しています。

またこの時期はヨーロッパ全体で食糧難になっており、

ヨーロッパではしばしば魔女狩りが行われていたことはご存じの方もいると思いますが、

魔女狩りがおこなれた背景には、こういう社会不安があったんですね。

魔女狩りとは?12の真実と共に欧米で起きた迫害の歴史を確認してみよう ...

なんだか気が滅入ってきてしまう・・

一体いつ収束するの?

そんな気持ちが湧いてきてしまうのは仕方のないことです。

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ペスト菌の原因を発見したのは日本人

さて、ペスト菌は医学や衛生学の向上によって、徐々に影をひそめていきましたが、

実はペストの原因菌をつきとめたのは

日本人である「北里柴三郎博士」です。

北里柴三郎 - Wikipedia

彼はペスト菌だけではなく

「発傷風」や「ジフテリア」に対しての治療法なども発見しており、

「日本細菌学の父」とも呼ばれていますね。

彼が、日本政府によってはペストが流行していた香港に派遣された際に発見したそうです。

日本でも開国直後で、ペストの感染が増えていたため政府も頭を悩ませていたみたいですね。

彼は、「ねずみ」を蔓延させないように、猫を飼うことを奨励したと言われています。

発展途上国では今でもある

ペストは今現在は大流行までには至っていませんが、

発展途上国や衛生状態の悪い国では今でも感染されるケースがあるそうです。

原因がノミであるので、今の日本で感染することはないでしょうが、

アフリカやアジアのなどではまだ発生するケースもあるので

旅行に行かれる際は気を付けなければなりませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

人類最初のパンデミックである黒死病はの原因は長い長い闘いの末に

原因と治療法が突き止められ、現在にいたっています。

原因にはかならず理由があります。

早くコロナウイルスの原因と特効薬見つかりますように!




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