ラマダーンムバラク!
5月5日(夕方)からイスラム教徒の方にとって最も大事な行事であるラマダーンが、始まりました。
ラマダーンは断食するということは日本人の皆さんも知っていると思いますが、
ラマダーンにはかなり深い意味があり、このラマダーンを通してイスラム教徒として成長、団結を深めています!
そんなラマダーンについてまとめてみましたので、もし周りにラマダーン中のイスラム教徒の方がいたら、是非応援してあげてくださいね。
ラマダーンとは
ラマダーンとはイスラム暦(ヒジュラ暦)の 9月から1ヶ月間、日中の飲食を断つ行事です。(水を飲むのもダメ)
また飲食を断つだけでなく
日中の性行為
喫煙行為
投薬行為(病人は除く)
も禁止となります。
ただし、妊婦や授乳中の女性、病人、老人精神が不安定なものや小さい子供、生理中の女性、旅人は免除されます。
生理中の女性は生理が終わった後で、
旅人は旅が終わった後で、できなかった日数分を行うようです。
病人は今後断食できるまでに回復しないと思われる場合はしなくてもよいとされます。
しかしそういう人でも貧しい人に食べ物やお金を施したりして、義務を果たそうとするようです。
ラマダーンの意味
なぜ日中飲み食いしないという苦行をあえて行うのか?
疑問に思う方もいるでしょう。
しかしこの断食を行うことは意味があります。
1 断食をするこで、貧しく飢えている人の気持ちを理解する。
確かに食べたくても食べれないという気持ちを理解するには、自分もやってみるしかないですよね。
イスラム教では富める者が貧しい人に寄付をすることは当然の事だとされていて、イスラム教の国に行くと、本当に豊かな人は貧しい人に食事を振舞ったり、お金をあげたりしています。
2 イスラム教徒同士の団結を高め、信仰心を高める
断食も一人でやるならば辛いですが、全世界のイスラム教徒みんなでやれば1ヶ月できますよね。
苦しみをみんなで分かち合い、
日没後の食事もみんなで楽しむ。
(ただイスラム教の国でないところでやるのは大変だろうなぁっていつも思います。)
絆が深まりますし!
食べ物、飲み物を与えてくださる神様への感謝の気持ちも深まりますよね。
ラマダーン中の生活
ラマダーン中の生活は普段と違い
朝早く起きてご飯食べる
仕事が早く終わる
昼寝する
疲れたら休むようにする
などの工夫もされています。
ただしイスラム教の国でない国に住んでる方は本当に大変だろうなぁっと思います。
なのでラマダーン期間中に日本にいるイスラム教徒の留学生やビジネスマンには心から応援したいです!
まとめ
飽食の時代と言われる今、日本では食べ物の大切さが軽視されているのは否めません。
イスラム教徒の方みたいに1ヶ月間断食しろとは言いませんが
断食を体験し、食べ物、飲み物の大切さを感じる時間を持つことは必要ではないかと思います。
改めてイスラム教徒のみなさん
ラマダーンおめでとうございます。