ベトナム二大都市 ハノイとホーチミンについて①




ホーチミンがベトナムの経済都市であるなら・・

ハノイはベトナムの政治・歴史の中心地です。ベトナムの首都はハノイです。

今回のブログではハノイとホーチミンのちがいについてとりあげてみたいと思います。

蛇姫はホーチミンに住んでいましたが、ハノイには5回ほど行ったことがあります。ハノイとホーチミンは文化や食べ物、言葉、人の性格、あらゆる面で違いを感じます。

1 ホーチミンとハノイの背景

ハノイ(Ha noi)

  • ハノイはベトナム語で河の中という意味があります。その名の通りハノイの町は河に囲まれています。
  • ホーチミンは常夏ですが、ハノイには一応四季があり(ただし春と秋が極端に短い)夏は最高気温40度ぐらいまで行くのに対し、冬は10℃を切ることもあり、冬に行くときは注意が必要
  • ベトナム戦争時(1955-1975)は北ベトナム(社会主義陣営)ベトナム民主共和国であり、南ベトナム(資本主義陣営)ベトナム共和国に勝利した。世界史上唯一アメリカに戦争で勝ったのはこの北ベトナムです。
  • 11世紀の李朝が都と定め、1802年にグエン朝がフエ(Hue 中部にある古都)を都に定めるまで王都として栄えていた。2010年は1010年に李太祖がハノイに遷都して千年目にあたるため、様々な記念行事が行われた。

長い歴史を持つハノイっ子はハノイに誇りをもっており、ホーチミン人より歴史や伝統を重んじる傾向にあります。

ホーチミン(Ho Chi Minh)

  • ホーチミンというのは人の名前、故ホーチミン国家主席の名をとっています。ベトナム戦争終結時(1975年)まではサイゴン(Sai Gon)と呼ばれていました。今でもホーチミンとは言わず、サイゴンと呼ぶ人も多くいます。ベトナムにある統一鉄道の駅の名前もサイゴンです。
  • ハノイに四季があるのに対し、ホーチミンには乾季と雨季のみがあります。11月から4月までは、ほとんど雨の降らない乾季なのに対し、5月から10月ぐらいまでは毎日いきなりどしゃぶりの雨が降ってくる雨季です。なんの前ぶりもなく台風がやってくるようなものなので、雨季の移動時は必ず合羽を持ち歩くのが鉄則です。傘は何の役にも立ちません。
  • ベトナム戦争時はベトナム共和国側の中心地であり、北ベトナムが社会主義だったのに対し、南ベトナムは資本主義陣営としてアメリカをバックにつけていました。そのせいか北部の人たちより商売に対する熱の入れ方が強いです。ベトナム戦争終了時に北ベトナムに取り込まれ、社会主義となりましたが、経済自由化の後は、ハノイよりも経済成長著しく、ベトナム随一の経済都市として今も成長を続けています。

ホーチミン人はハノイの人より新しいもの好きの傾向があり、外国人に対してもオープンな人が多いです。

2 ハノイ人(北部人)とホーチミン人(南部人)と中部人

ホーチミンとハノイは直線距離でおよそ1137KMです。札幌と東京までおおよそ835キロメートルなので、文化や気候が違うと言われればおそらく納得できると思います。日本語が堪能なベトナム人から言わせると沖縄と北海道ぐらい違うとのこと(それは言い過ぎでは?)とにかく人の気質や性格もかなり違ってきますので、もしベトナムに住むことになって、ベトナム人と友達になるなら、まず単純にハノイ人(北部人)かホーチミン人(南部人)かそれ以外(中部の人、または少数民族の人たち)かどうかを把握してからお付き合いを始めた方がいいでしょう。一歩間違えると地雷を踏んでしまったりしかねないです。

言葉のちがいについて

  • おおまかに、ハノイにはハノイ弁(北部弁)、ホーチミンにはホーチミン弁(南部弁)、フエやダナンなどの中部の町には中部弁があります。ベトナムに長く住んでいると話している感じを聞くだけでどこの出身かわかるようになります。
  • ハノイの言葉が日本でいう標準語にあたります。なのでハノイの人は外国人がベトナム語を勉強するときは、ハノイ弁で勉強するように強くすすめてきます。
  • 一方ホーチミン弁は日本で言う大阪弁にあたります。ホーチミン弁にくらべて発音のルールが緩やかで、外国人にはこちらの方が覚えやすいように思います。
  • 中部弁は本当にベトナム語なのか?っと聞き返したくなるほどよくわからない言葉です。ベトナム語の基本声調が6つ(南部は5つ)に対し中部、特にフエは3つなため、フエの人の言っていることは全くわからないとのこと。ベトナム人同士なのに英語で会話するなんてことが発生するそうです
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ハノイとホーチミンの関係は?

正直に言って仲が悪いです。戦争の影響もあるからでしょうが、お互いにお互いのことを心よく思っていません。

  • ハノイの人から言わせるとホーチミンの人はお金のことに夢中になりすぎる。ホーチミンの料理は甘すぎて口に合わない
  • ホーチミン人から言わせるとハノイの人は冷たい、心を開かない。ハノイの料理は塩辛すぎる。
  • 中部はまさに中立地帯。どちらとも仲良くやってる感じです。

なんて難癖つけたりしてます。蛇姫はどちらの料理も文化も好きです。

3 行ったとき、住んだ時に気を付けることは?

どちらの人々も基本的には親日家で、日本人に対してはとっても優しい人が多いです。(たまに日本人はお金持っているからぼったくろうなんて考える輩もいますが、それは海外に行ったら避けられないですね。)郷には郷に従えということで、次の点に注意しましょう

共通注意点

  • ハノイに行ったらハノイのことを、ホーチミンに行ったらホーチミンのことを、中部の町に行ったら中部の町のことをほめよう。→当たり前のことですが、自分の住んでいる町についてほめてもらえるのはうれしいこと。ハノイでホーチミンのことを褒めたり、ホーチミンでハノイのことを褒めたりするのはあまりしないほうがいいでしょう。
  • ベトナムは年功序列、長幼の関係を日本より大切にしています。お年寄りには親切にしよう。→ベトナムではおじいさんおばあさんは偉い人になります。おじいさんおばあさんに親切にするのはかなり当たり前のことなので、年上に人には日本以上に敬意を払おう。
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ハノイでの注意点

  • ハノイの人はホーチミンの人より伝統や礼儀作法を重んじます。ハノイでは食事をする際に年長者人と席が一緒になった場合は、まず年長者の人にすすめてから食べるようにしましょう。
  • ホーチミンに比べると接客の質が悪いです。(社会主義の影響で)でも、そこは外国だと割り切って、料理を楽しむことに集中してください
  • 冬(11月~2月)にかけてはけっこう寒くなるので、行くときは暖かい恰好で行くようにしてください。

ホーチミンでの注意点

  • ハノイ人にくらべてオープンな人が多くきさくに話しかけてくれますが、日本人からだまし取ろうとする人もいるので、道端で日本語で話しかけられても相手にしないのが無難です。
  • 年中無休で暑いです。熱中症にならないように気を付けましょう。
  • 雨季の期間(5月~10月)はいきなり土砂降りの雨が降って、すぐやみます。傘はまったく役に立たないので、合羽を持っていきましょう。
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いかがでしたでしょうか?ベトナムの2大都市は日本で言う大阪と東京よりもっと遠く、多くの違いがあることがおわかりいただけましたでしょうか。今後のブログではベトナムの地方都市についてや、それぞれの都市の魅力や観光地に迫っていきたいと思っています!コメントや感想が励みになりますので、是非みなさまのコメントをお寄せください。

Tam biet!

2019年2月28日に行われた米朝首脳会談の開催場所「ハノイ」について簡単にまとめたものです。

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